コンサルに入りたての人は周りの仕事の速さに驚き苦労する。よく最初に起きる「仕事終わらない」問題に関して話したいと思います。
「すいません。まだ終わってません」「あと30分ください」なんてことをいつも言って、周りをがっかりさせている。周囲の優秀なメンバーを見ながら、自分には実力がない能力がないと思い込み始め自信を無くし始める。ちょっと待ってほしい。意外とやり方に問題がったりするのです。
何も聞かないは聞いて怒られるよりも罪。質問せずわかった気で作業を始めない
頭悪い人認定されたくないのか、まじめさをアピールしたいのか、上司から指示されたら「はいわかりました」とだけ言って仕事を始める人は危険です。大体上司は忙しいから説明は粗い。「この企業の業績調べといて」これくらいの粗さです。アナタは「それは競合企業として動向を知りたいのか、クライアント企業に参考になるような戦略を抽出したいのか、それとも業界の先行事例を知りたいのか」よくわからないまま始めるので、とりあえず調べて売り上げ上がってるグラフと最近デジタルサービスはじめましたくらいの動向を書いて終わります。そして上司に見せて突っ込まれるので「ナニコレ?」と。
冗談抜きで上司には必ず依頼の意図とクライアントの欲しがっているものをちゃんと聞くようにしましょう。どうせ後で聞くことになります。
時間を正確に見積もる
1時間の約束を30分遅れるより、2時間と宣言して予定通りに終了した方が100倍マシです。時間はちゃんと見積りましょう。アピールしたがりの皆様は1時間で終わらせます!とか気合で時間を考えすぎです。
上司は早く仕事してほしいということよりも、ちゃんと締め切りに間に合うかを気にしています。べつにいつも急いでいないので無理に自分からリスクを取りに行くのは損です。
まずこれまでの実績を考えながら、これくらいかかりそうだと宣言してみましょう。これまでやったことない仕事はどうすれば?まずやったことないことをちゃんと告白する、これでみんなの期待度が下がりまする。そして未経験の仕事なのだから今までよりもたくさんかかると考えるべきです・・・
それじゃあ遅い!と言われたらどうするか?終わらないんだからしょうがないじゃん。。。まずは「無理かもですが全力でやってみます!終わらなかったらすいません!」と気持ちよく受けてみよう。そしてダメだった時に「やっぱりだめでした!」と報告する。どうせダメなら前向きに。
小技を覚える、そのためにも人と仲良くする
知らないことも罪。そもそも仕事のやり方を知らない、そしてそれを聞かない。それで仕事が終わるわけがないんです。
仕事の仕方もいろいろやり方があります。ショートカットを覚えれば作業は早くなる。物事を調べるにはSpeedaだったり帝国データバンクだったり矢野経済(?)だったり当たるべき場所がある。そういうのを知らないこと自体が実は時間のロスです。なんで最初に有価証券報告書とか見ないの?と終わらないことに加えて詰められコンボが始まる。最初にあたるべきソースを確認すればよいだけの話なので身につけましょう。
どうするのか?いろんな人に聞いて回ろう。ファームの中にはあほみたいにリサーチが得意な人、神がかったショートカットが使える人、エクセル神などいろいろいます。そうやって考えるとアナタの周りは人間が神に見えてきませんか?。ギスギスしている暇などない、全力で役に立って仲良くしていろいろ教えてもらいましょう。いざというときに聞ける人は多い人ほど強いです。
まとめ
終わらないのは能力ではなくやり方の問題。無理な約束はしない、上司をがっかりさせてでも知らないことは聞く、じゃないともっとがっかりさせる。みんなと仲良くしてネットワークで仕事のテクニックを仕入れる。これでアナタもとても立派になるはずです。
以上