面接中にソリューションを頑張って売ると言ってくる志願者がいたりしてびっくりすることがあります。その辺に転がっているものを売ってクライアントの課題が解決されるなら苦労しません。ちゃんと業界研究が必要です
コンサルティングを知らないのにコンサルタントになりたい矛盾
私もそうでしたが、そもそも戦略コンサルが何やっているか知らないのに、私はコンサルタントになりたいと志望し始めるのだから不思議ですね。大体の志望者はコンサルタントに対する「なんとなく」のイメージからスタートします。例えば
- 経営に携われる
- 上流から事業をタッチできる
- 企業を変えることができる
- 頭キレキレになりたい
- 企業偏差値が高い
- 給料が高い
などでしょうか。最初の動機は何でもよいですが、コンサルタントが何をやっているか面接を受けるまでにはちゃんと勉強しましょう。面接に受かるためというよりは、自分の大切なキャリア・人生をコンサルタントとして過ごすべきなのかをよく考えるためです。コンサルティング業界は外資で高級でキラキライメージが高く、単に「流行っている」こともあり憧れの職業になっていますが、実態は泥臭くしんどい業界でもあるので、偏見は取り除いて自分の頭でよく考えた方が良いと思います。
業界本を読む
単にロジカルシンキングの勉強をするのもよいですが、せっかくなのでコンサルタントがどんな職業なのか読んでおくことをお勧めします。大前研一氏の「企業参謀」などは今でも色あせない名著ですし、「マッキンゼーを作った男マービンバウアー」などは業界の仕組みやコンサル業界がこうなった歴史を知るうえで役に立ちます。
コンサルタントに会いに行く
どの戦略ファームも説明会を開いているのでマメにホームページを見たり、エージェントから情報をもらって採用説明会に参加するとよいでしょう。説明会にはちゃんとしたそのファームが「自信をもって説明会対応できる立派なコンサルタント」が対応するので聞きたいことを質問できます。企業の説明も大事ですがコンサルタントそのものを見ましょう。どのファームも地頭がよくリーダーシップのある人を求めているところは変わらないでしょうが、ファームの個性は違うので、説明しているコンサルタントの雰囲気から感じ取るとよいです。イケイケだったり、ソフトだったり、キレキレだったり、肌で感じて自分がコンサルタントになるイメージを膨らませると自分と相性のいいファームが見つかります。
知り合いにコンサルタントがいるなら会ってみるのも一案です。ただし誤解を恐れずに言うとその人がイケてるコンサルタントかどうかは分からないので注意すること。一つの指標として入社してからプロモーションしている人だとある程度実力が認められた人なので良いと思われます。
まとめ
なぜ自分はコンサルタントを志望しているのか理解することは大事。
面接に受かるためだけではなく、自分の人生をコンサルタントとして過ごして後悔しないにかちゃんと業界を勉強して考えましょう。
以上